■2009年07月27日(月)
皆既日食狂奏曲
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| 7月22日の日本で46年振りの皆既日食騒ぎ、すごかったですね。 皆既の中心になる人口60人程のトカラ列島悪石島に数百人の人が押し寄せ、ほとんどの人は学校の運動場などでテント生活、旅行費用も35万円〜だったとか!
実は私も屋久島へ行ってきたのですが、皆既当日は雲に覆われて残念な結果に終わりました・・・ (とは言うものの、皆既の現場で無ければ体験出来ない貴重な不思議な体験もしてきました) 今回の皆既日食は日本では鹿児島県奄美大島から種子島にかけてのトカラ列島が中心でした、トカラの悪石島では人の生活している場所としては史上最長(6分20数秒)の皆既日食が見られると言うのでスゴイ人気でした。
でも今回日本で皆既が見えたのは奄美大島近くの喜界島と硫黄島付近の2ヶ所だけだったとの話!
その2ヶ所には私の天文仲間がしっかりと行ってました! その人達は素晴らしい皆既日食の写真を見せてくれました、その中から埼玉県の富田さんのダイヤモンドリング写真を載せますのでご覧下さい。
それにしても、例年なら梅雨が明けているトカラ列島が梅雨前線に覆われるとは何たる不運!
それに引き替え奇跡的に晴れた「喜界島」と「硫黄島」、思うんですが硫黄島は太平洋戦争で数万の日本軍が玉砕した島、一方確か戦艦大和も喜界島がある海域で米軍の猛攻にさらされ、将兵数千人が大和と共に壮絶な最後を遂げたと記憶しています(場所はチョット違うかも知れませんが?)
平和になった日本から”平和な皆既日食観測”に訪れた人達に、島や海底に眠る将兵達の思いが通じたのかも知れません、そんな風に思わないと説明がつかない今回の晴天の2ヶ所でした。 | | |